オーテック・ザガートステルビオ (その①)エアコン吹き出し口&灰皿リペア塗装 なるほ堂

東京都杉並区にお住いのK様からご依頼です。

お車は、オーテック・ザガートステルビオ。

非常に珍しい希少車ですね。

日本に何台存在するのやら・・・

イタリアの有名カロッツェリアであるザガート(現:SZデザイン)と日本のオーテックジャパンが共同で開発して1989年に発売されたようです。

オーテックジャパンは日産系の会社なので、ベース車両は日産レパード(2代目)がベース。

2代目レパード(F31)のシャシをベースに、ハンドメイドのアルミ製ボディ+カーボンファイバー製ボンネットフードを乗せ、内装は総張りという豪華な作りでバブル期を象徴する一台だった。生産台数は200台+プロトタイプ3台で、主に日本へ輸出された。 少量生産車ではあるが、運輸省への届出上は「レパードの改造車」という扱いではなく、車名・オーテックザガート、車両型式・E-AZ1として運輸省の型式指定を受けている。

『ウィキペディア(Wikipedia)』参照

私の個人的なイメージでは、ザガートと言えばアルファロメオのSZ!

しかし、同年代のこの車両も良く似たテールデザインでした。

一見ミラーレスに見えますが大きく盛り上がったフェンダーに埋め込まれています!カーボンフェンダーミラーって凄いですね(;^ω^)

そんなK様が持参されたのは、内装のエアコン吹き出し口。

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なんせ30年以上前のパーツなので・・・劣化して割れてしまうのは仕方がありません。

灰皿の蓋

元々の質感がテカテカと艶があるので一緒に塗装し直してほしいと追加依頼となりました。

K様がパテで補修しており、多少の凸凹はありますが形はそのままでよい、色だけ合わせて塗ってほしいとのご依頼です。

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灰皿の蓋も塗装します。

写真だとあまり分かりませんが、マット塗装しています。

K様が取りに来られて納品、満足していただきました。

次の依頼として、フロアマットのクリーニングと消臭のご相談をさせて頂き、日を改めて施工となりました。

今日の相棒は、シチズン アテッサ

ソーラー電波時計なので日付も時間合わせも必要なく何もすることが無く楽ちんです(^^♪

それでも機械式時計の面倒なところが・・・それはそれで可愛いって・・・ただの時計オタって事ね(;^ω^)

フォルクスワーゲン トゥアレグ 天井張替え修理 なるほ堂

杉並区、ご近所にお住いのI様からご依頼です。

お車は、フォルクスワーゲン トゥアレグ。

少し丸みのあるヘッドライトは初代トゥアレグの後期型ですね。

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運転席の上も生地が浮いて膨らんでいます

車種により取り外すパーツの順番は違います。

2名で確認しながら手順や注意ヶ所を目視確認。

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純正とは生地が違いますが、色の系統はベージュです。

広々としてスッキリしましたね。

トゥアレグの天井(ルーフライナー)をディーラーさんで部品交換するのはフォルクスワーゲンの中でも高額な部類です。

25~30万円程度の予算が掛かりますが、張替え修理ではパーツを再利用するため半額~1/3程となります。

純正仕様に強いこだわりのある方は部品交換をすればよいのですが、そこまで費用をかけたくないとお考えの方には張替え修理がおすすめです。

I様にお引渡し、ご満足いただけました!

今日の相棒は、ブルーモナコ

アウディ A4セダン(B7)天井張替え修理 なるほ堂

少し前の施工紹介。

東京都練馬区にお住いのT様からご依頼です。

お車はアウディ A4セダン(B7)。

綺麗に維持されています

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作業前には、ルームランプや可動部分の不具合はないのか?チェックします。

アウディは劣化したウレタンがベタベタになり簡単には綺麗になりません。根気よく除去してからもきっちり脱脂する必要があります。

こういった下地処理工程は車種により様々なため、施工時間や施工価格もメーカーや車種により異なります。

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純正生地とは変わりますが同じグレー系での張替えなのでそれほど違和感は感じないと思われます。

T様にご確認いただき無事お引取り完了。

凄く喜んで頂きました、これで不快感無く安心してお乗りいただけるのでないでしょうか。

本日は、ルミノールマリーナ

ジャガー XKR(X100) ステアリングリペア&うなぎを求めて! なるほ堂 

いまだ不安定な天候が続きますが、今日は外での施工です、それも屋根がありません、ピンチです。

納車が決まっている車両で日程に余裕もないため何とかしなければなりません。

いつものジャガー専門店様から、X100のステアリングリペア依頼です。

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雨雲レーダーを見ながら・・・時間との闘い。

急いでセッティングします。

プロなので、どんなに急いでいても仕上がりを犠牲にするわけにはいきません。

その分、いかに効率よく進めるかを考えます。

途中でやはり雨が降ってきたのでバスタオルで簡易屋根を作って濡れないようにしました。

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何とか本格的に降られる前に片付けまで終わりました。

社長にご確認いただき終了。

仕事が思いのほか早く終わったので外食に行こうかと。

娘も私と同じでうなぎには目がありません、しばらく連れて行ってなかったので家族3人で阿佐ヶ谷まで。息子たちはテンション上がらない様なので別行動。

浜松市出身の私は子供のころからお祝いと言えばうなぎが定番だったこともありうなぎ大好き人間です、以前からなんとなく杉並で美味しいうなぎ屋さんを探していました。

コロナと夏を乗り切るために栄養を付けなければ!

今回は、阿佐ヶ谷の「阿づまや」さんに行きました。

開店前に到着、アクイスにチェンジしてます(;^ω^)
おいしゅうございました(*^^*)

ふわふわの身、さっぱりしたたれ、熱々を頂きました。個人的な好みとしてはもうほんの少しだけ甘みのあるたれならなお良かった。しかし、うなぎ屋さんで食べると胃もたれしないのは何故でしょう?

フェラーリ F355 内装リペア 追加依頼&打ち合わせ なるほ堂

いつまでたっても梅雨明けしなくて悶々としてしまいますね(-_-;)

今日は店舗のショールーム内での作業なので助かります。

フェラーリ F355 レザーシートリペアをした続きで追加依頼です。

ドアの傷、レザーなのでシートと同じ要領で施工します。

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F355はドアも本革(コノリーレザー)製なのでリペア可能です。

クリーニング後に下地処理。

表皮が部分的に剥がれているので段差があります。そのまま塗装するだけでは凹みが目立つので細かい作業となりますが薄ーくパテで修正します。

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部分的な暈し塗装のため違和感なく仕上がります。

社長にご確認いただき終了。

夕方からはBMWのお客様と打ち合わせ。

BMW 635CSIのS様がお越しになり実車を拝見しながらご相談内容をお聞きします。

メッキモールの腐食をリペアしたブログ施工例を見られてご連絡くださいました。

ところが、以前施工した程度と同じか?と私が想像していたよりもずっと良く、所々に腐食の班が出ている状態。

某コーティングチェーン店では施工不可と言われて当店にご相談になった訳ですが、現状を見る限り市販のメッキ用コンパウンドで研磨すれば十分と判断しました。

そうであれば、私に依頼して工賃を支払うよりも、方法をお伝えしてご自分で頑張っていただこうと思い、やり方をお教えしました。

S様もメモを取り「やってみます!」との事。

もし、上手くいかなかったとしても素材を傷める事も無いので問題ありません。

本格的な研磨作業では綺麗な部分も削ってしまうためかえってよくない、もったいないと思いました。

パーツが手に入らない希少車ですからね。

マスキングや脱脂の仕方、コーティング剤の種類もお伝えしました。

他にも、シート、ダッシュボード、等、私が分かる範囲でアドバイスさせていただきました。

S様、本日はご足労下さり誠にありがとう御座いました。

ご依頼の際は丁寧に施工させて頂きます!

お土産を頂きました(#^^#)

S様、ご馳走様でした、家族でいただきましたよm(__)m

フェラーリ F355 レザーシートリペア(擦れ) なるほ堂

静岡県富士市の輸入車販売店様からご依頼です。

お車は、フェラーリ F355。

杉並の店舗に入庫しているタイミングでリペアをします、その後に静岡に陸送のようです。

内装の状態は良好

スイッチ類のベタベタは処理されており綺麗です。

運転席の背もたれサイドサポートと座面の側面は擦れていて気になります。

背もたれは衣服で擦れる場所ですし、座面の側面はサイドブレーキの操作の際に擦れてしまいます。

F355のシートではお決まりのパターンですね。

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座面のひざ下コーナー部分も乗り降りで来れてきます。

座面の中央ひざ下部分には引っ掻き傷も見受けられます。

現状では傷の確認が不十分となるため、クリーニング工程ではしっかりと汚れを落とす必要があります。

その後は一旦乾燥させてから再度革の柔軟性や傷の深さをチェック。

各工程ごとにマスキングを行い実施します。

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仕上げ工程を経て完了です。

あくまでも自然な仕上がりにしました、お車の雰囲気や年式、助手席とのバランスを考慮して手を入れたかどうかも分からないくらいにします。

革の特性や車種毎の違い、またオーナーやお店の好みを反映さた仕上げ方にしています。

社長にご確認いただき終了です。

今日の相棒はモナコ

ミニ クーパー(R50)天井張替え修理 なるほ堂

東京都都杉並区にお住いのY様からご依頼です。

お車は、ミニ クーパー(R50)。

定番の天井張替え修理を行います。

ホワイトルーフにライトブルーのボディはいかにもミニですね

ブログでの施工例をご覧いただき張替え生地まで決めて頂きました。

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表皮が剥がれて大きく膨らんでいます
後席に座ると頭に触れて気になりますね

作業は私を含めた2名で行います。

ハッキリ申し上げて、当店以上に丁寧で気を使った作業の仕方をする業者は、ディーラーを含めても見た事がありません。

この点においては日本一を目指しています。

接着剤はスプレーガンで塗布していきます。

この工程も業者により様々、当店では塗布工程、乾燥工程、を複数繰り返して最大限の接着力と耐久性が保てるように管理しています。

管理する上で重要なのは、作業時の気温や湿度を計算に入れて調整する事です。

それ以上の事は言えませんが耐久性は大きく異なります。

車内に戻して取り付け作業に入ります。

その前に、2人で最終確認を行います。

・配線の取り回しは問題ないか?

・アンテナ類は干渉しないか?

・ピラーや取り外したパーツは汚れていないか?

・入れ方の角度や向きは?

・パーツ取り付けの順番は大丈夫か?

・ドライブレコーダーやレーダーは接触しないか?

・フィルムが張ってある場合は接触しないか?

様々な事を想定してシュミレーションしてから取り付け作業に入ります。

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最終確認もOK

仕上がりを確認して終了です。

私と同じクーパーさん(^^♪

Y様にご確認いただきとても喜んで頂きました。

今日の相棒はIWC スピットファイアクロノ

時計メンテナンスデー なるほ堂

GO TOキャンペーンも始まり、世の中は4連休に入りましたが、天気も悪くコロナも感染拡大していますね。地方に広がらない事を祈りつつ私は自宅で過ごしたいと思います。

また、豪雨災害で今も苦しんでおられる被災者の皆様には改めてお見舞い申し上げます。

さて、そんな休日は子供たちと映画を見たり時計のメンテナンスをしたりしていました。

先ずはタグ・ホイヤー モナコ、ベルトを洗います。

モナコを洗って、乾かしている間にパネライのベルト交換。

一番右側のグレーベルトは、以前購入した安売りラバーベルト。

硬すぎて全く使えません・・・粗悪品でした(;´Д`)

今回は、モレラートの「マリナー」。

パネライの純正尾錠も使えるらしいのでお試し購入。純正より柔らかいラバーベルトを求めて辿り着いた一品。しかもリーズナブルです。

純正ベルトよりも確かに柔らかい、でも弱い感じではありません。シリコンベルトとも違って埃も付着しにくいしとても気に入りました。

モナコのデニムベルトは裏側がラバーのタイプなので夏場でもガンガン使えます。因みにデニムは岡山県の児島デニム。

適度な使用感がちょっとお洒落に見えません?
今年の夏に活躍させる2本は共にスモールセコンドの3針ノンデイト

パネライの純正ラバーベルトは劣化が進んで硬化してしまいひび割れも起こっていたので使えません。

ここ数年の悩みだったと言っては大げさですが、ようやく良いベルトに交換出来て気分がスッキリ(#^^#)

オリス アクイスデイト39.5mm (レビュー)なるほ堂

「ダイバーズウォッチ欲しい病」にかかってしまった私・・・何を血迷ったのか。

先日ご紹介したノモス アホイネオマティックに続けてもう一本(*_*;

あああ!

軽い自己嫌悪。

どうせなら購入をお考えの方のお役に立ちたい、サイズ感などをレビューしたいと思います。

メーカーのHPを覗いてみると動画で紹介されていました。

ノモスを購入前でどっちにするかを迷っている時期です、先ずは実物を触ってサイズ感を確かめようと銀座のオリスブティックに伺い試着させてもらいました。

文字盤がグリーン系のグラデーョン、中央から外周へと暗くなっていきベゼルのグレーに繋がるデザイン。

ミントグリーンと言うよりも女性のファッションでトレンドカラーらしいピスタチオグリーン、それもサンレイ仕上げではなくマット仕上げです。

海外では大きめサイズ(メンズサイズ)の時計を付ける女性が多くなっているそうなので、メーカーのカタログを見てもユニセックスでの購買を狙っているのでしょう。

明るい色の文字盤ですが、マット仕上げなのもあってスモーキーな印象

グラデーション文字盤が気に入ったのですが、ダイバーズ65のような復刻デザインではなくモダンなケース形状に合わせているのも珍しい。

逆回転防止ベゼルは、サテン仕上げ、グレーのタングステン製

ブレスレットは、タフなダイバーズウォッチらしく頑丈なステンレス製、両サイドがポリッシュ、中央がサテンの3連です。

ケースとブレスの側面はサテン仕上げ

ブレスレットの中央駒は山型に膨らんだ形状で凝っています、そのため普通の3連ブレスなのに立体感があります。

恐らく手に取ってみないと気が付かないポイントでしょう。

ケース径はほぼ同じ、気になっていたブレスレットのクラスプへかけてのテーパー形状もほぼ同じ。

そのため着け心地も良く手首の動きを妨げません。

装着感について。

着けて腕を振ったり動かした印象。

腕に密着する面積が広く、ブレスレットのクラスプも厚みがあり、ヘッドとのバランスに優れたハルクに対して、15g軽いがベゼルが重いタングステン製だからなのか?若干ヘッドが重くふらつきやすいが許容範囲のアクイス。

完璧なのはサブマリーナーデイト、完ぺきではないものの、かなり近いサイズ感で若干軽く使いやすいアクイスといった印象です。

どちらも300メートル防水、ブルーのルミノバ夜光、(ハルクの方が夜光の持続時間が長くと発光力も強い)デイト表示付きでデザインも近い。

一方、ムーブメント。

ハルクは、高性能な自社製ムーブメント。アクイスは汎用のセリタSW200-1ベースです、精度を含めたムーブメントでは太刀打ちできません。

デイト表示の位置が違います、他のオーソドックスな基本構成はよく似ています

しかし、そもそも価格が違い過ぎて、サブマリーナーデイトとアクイスデイトを本気で購入比較する人は滅多にいないでしょう。

使いやすさやサイズ感の比較とお考え下さい。

私の場合、冠婚葬祭を除いて、夏場はブレスレットやラバーベルトのモデルしか使いません。

バイクに乗ったり、仕事でも汚れたりぶつけたりするのでジャブジャブ洗えるダイバーズが必須です。

比較的安価に買えるアナログ機械式のダイバーズウォッチであればアクイスデイトは有力なモデルだと思います。

私はサブマリーナーデイトをもう一本買いたいとは思いません、その予算があるなら他にも欲しいモデルは沢山あるからです。気に入っているので売って他を買おうとも思いませんが。

そこで、セカンド、サードウォッチとしてダイバーズを欲しいと考えている方。

予算は抑えつつもしっかりした作りでチープにならない高機能モデル、更に日本人の標準的な手首サイズで比較的小ぶりなモデルとしては大変お勧めです。

先日ご紹介したノモス アホイネオマティックはデイト表示もなく回転ベゼルもない至ってシンプルなスポーツモデルですが、アクイスデイトはもっと普通に使いやすく誰にでも勧められる良作だと思います。 

ロッタも納得⁈

ポルシェ 911(997) エアコンスイッチリペア(再塗装)  なるほ堂

都内のディーラー様からご依頼です。

お車は、ポルシェ 911(997)。

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987ボクスター、987ケイマン、997、共通で同じエアコンスイッチ部分がベタベタになり触れないほどになります。

この年式のオーナーさんは非常にお困りだと思われます。

スライドスイッチだけをリペアしてベタベタしないで使えるようにします。

その為にはベタベタ塗装を完全に剥離してから下地処理をして再塗装するのですが透過式のスイッチなので純正の様にマークも浮き出て見えるような方法で修理を行います。

ベタベタ塗膜剥離、下地処理、塗装、仕上げ、各工程ごとにマスキングをし直します。

最後はリペア塗膜の強度を上げるため保護コーティングをして完了。

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完成

ご担当のO氏にご確認いただき終了です。

部品の郵送修理もお受けしております。

お越しいただければ脱着も行います。

ディーラーやポルシェ専門店のご紹介も可能です。

今日はルミノール