フェラーリ F355 メーターフードFRP加工(変形修正) なるほ堂

娘の高校は9日から夏休みのようです、夏休みは2週間程度と少なく可愛そうな気もしますが旅行にも行けませんし、部活が楽しいみたいであまりがっかりしていません(;^ω^)

親としては健康でいてくれるのが一番!

私も旅行に行けなくなったのでお盆お休みなしで仕事します!

横浜市のイタフラ専門店様からご依頼です。

お車は、フェラーリ F355。

本革張りの内装のため保管状況により様々な不具合が出てきてしまいます。

ダッシュボードの革が剥がれて浮いてきたり、メーターフードも革が剥がれて変形してきます。

主な原因は太陽光!ダッシュボードは高温にさらされます、素材が熱による膨張と収縮を繰り返し、乾燥もするために革が縮んでしまいます。

すると縮んだ革に引っ張られてベース部分も変形してしまう訳です。

それでも修理は可能。

かなり面倒な作業を強いられますが出来ないことはありません。

部品も手に入りずらい高価なパーツなので修理をご依頼されました。

現車での位置合わせとマーキングをして部品を取り外します。

フロントガラス側から見ると3センチ程度の隙間が見えてしまう状況。

反りあがっていた部分を削り落として長さも2~3センチ足します、成形した後は革を貼って完成予定。

外した次は表皮を剥がします。

表面の接着剤跡を落とすところから作業再開。

(before)

予め仮決めしておいたパテを成形しながら次のパテを入れていきます。

かなり削り、パテをひいて、またサンディング、繰り返してそれらしい形になってきました。

硬化したらパテを入れて乾燥。

今回使用しているパテは3種類、高温にも負けない耐熱パテや成形しやすいバンパーパテ。

ひたすらブロックを使って手作業でサンディングします。

微妙なカーブを描いているため時間がかかります。

もう少し。

嫌になる位、繰り返しサンディングしながら修正します。

(after)

ようやく完成。

触っても全く引っ掛かりもなく滑らかなカーブです。

これなら革を貼っても綺麗に仕上がる筈です。

納品して実車に当てて確認したら革を貼って完成。

疲れたのでゴロンとします((+_+))

フェラーリ F355 内装リペア 追加依頼&打ち合わせ なるほ堂

いつまでたっても梅雨明けしなくて悶々としてしまいますね(-_-;)

今日は店舗のショールーム内での作業なので助かります。

フェラーリ F355 レザーシートリペアをした続きで追加依頼です。

ドアの傷、レザーなのでシートと同じ要領で施工します。

(before)

F355はドアも本革(コノリーレザー)製なのでリペア可能です。

クリーニング後に下地処理。

表皮が部分的に剥がれているので段差があります。そのまま塗装するだけでは凹みが目立つので細かい作業となりますが薄ーくパテで修正します。

(after)

部分的な暈し塗装のため違和感なく仕上がります。

社長にご確認いただき終了。

夕方からはBMWのお客様と打ち合わせ。

BMW 635CSIのS様がお越しになり実車を拝見しながらご相談内容をお聞きします。

メッキモールの腐食をリペアしたブログ施工例を見られてご連絡くださいました。

ところが、以前施工した程度と同じか?と私が想像していたよりもずっと良く、所々に腐食の班が出ている状態。

某コーティングチェーン店では施工不可と言われて当店にご相談になった訳ですが、現状を見る限り市販のメッキ用コンパウンドで研磨すれば十分と判断しました。

そうであれば、私に依頼して工賃を支払うよりも、方法をお伝えしてご自分で頑張っていただこうと思い、やり方をお教えしました。

S様もメモを取り「やってみます!」との事。

もし、上手くいかなかったとしても素材を傷める事も無いので問題ありません。

本格的な研磨作業では綺麗な部分も削ってしまうためかえってよくない、もったいないと思いました。

パーツが手に入らない希少車ですからね。

マスキングや脱脂の仕方、コーティング剤の種類もお伝えしました。

他にも、シート、ダッシュボード、等、私が分かる範囲でアドバイスさせていただきました。

S様、本日はご足労下さり誠にありがとう御座いました。

ご依頼の際は丁寧に施工させて頂きます!

お土産を頂きました(#^^#)

S様、ご馳走様でした、家族でいただきましたよm(__)m

フェラーリ F355 レザーシートリペア(擦れ) なるほ堂

静岡県富士市の輸入車販売店様からご依頼です。

お車は、フェラーリ F355。

杉並の店舗に入庫しているタイミングでリペアをします、その後に静岡に陸送のようです。

内装の状態は良好

スイッチ類のベタベタは処理されており綺麗です。

運転席の背もたれサイドサポートと座面の側面は擦れていて気になります。

背もたれは衣服で擦れる場所ですし、座面の側面はサイドブレーキの操作の際に擦れてしまいます。

F355のシートではお決まりのパターンですね。

(before)

座面のひざ下コーナー部分も乗り降りで来れてきます。

座面の中央ひざ下部分には引っ掻き傷も見受けられます。

現状では傷の確認が不十分となるため、クリーニング工程ではしっかりと汚れを落とす必要があります。

その後は一旦乾燥させてから再度革の柔軟性や傷の深さをチェック。

各工程ごとにマスキングを行い実施します。

(after)

仕上げ工程を経て完了です。

あくまでも自然な仕上がりにしました、お車の雰囲気や年式、助手席とのバランスを考慮して手を入れたかどうかも分からないくらいにします。

革の特性や車種毎の違い、またオーナーやお店の好みを反映さた仕上げ方にしています。

社長にご確認いただき終了です。

今日の相棒はモナコ

フェラーリ F355 ベルリネッタ レザーシートリペア(擦れ) 東京・杉並 輸入車内装修理専門店 なるほ堂

いつもご依頼いただくイタフラ系ショップからです。

お車は、フェラーリ F355ベルリネッタ。

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運転席のレザーシート、座面と背もたれ、ドア側サイドサポート部分の擦れとシートベースの側面の傷です。

(before)

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まずはクリーニングから。

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皴の中に入った汚れを取り除きます。

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リペアの肝となる塗料を色艶を合わせて作成。

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マスキングによりステッチを保護して下地処理。

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脱脂後に塗装です。

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施工範囲のみを部分塗装して仕上げます。

そのため、塗料を正確に作れているかがとても重要です。

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社長にご確認いただき終了。

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本日の相棒は、モンブリランでした。

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フェラーリ F355 内装リペア修理後編(本革レザーシート擦れ&サンバイザー捲れキズ)  東京・杉並 自動車内装修理専門店

I様のF355、後編です。

内装のリペアです。

(before)クリーニング前の写真です

運転席側面には、サイドブレーキから保護するための透明テープが貼ってありました。

テープ剥し剤を使ってかなり慎重に剥したのですが、一部塗装が捲れてテープ跡が段差になっています。

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運転席背もたれサイドサポートは擦れです。

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肩のあたり。

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膝の下あたり、センター部分も多少の擦れ。

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ドアトリムの角もキズがあります。(これもクリーニングで見つけたのでサービス施工)

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サンバイザーは何かクリップ等で付いた塗膜の捲れキズ。

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施工中、キズや擦れの程度に合わせて下地処理をします。

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塗装の密着性にも影響するので丁寧に行います。

いっぷくした後は一気に進めます。

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座面のサイドサポート

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ひざ下

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背もたれ

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肩のあたり

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助手席も

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ドアトリムの角

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サンバイザー

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全てが終了しました。

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I 様にご連絡して引取りに来ていただきました。

とても喜んでいただき私も嬉しい限りです。

本革レザー内装車にお乗りの方、当店では出張でも承ります。

輸入車内装専門店によるプロのクリーニング~リペア修理や保湿メンテナンスまで、カスタムや張り替えも承っております。

フェラーリ F355 内装リペア修理前編(本革レザークリーニング、カーペット破れ)  東京・杉並 自動車内装修理専門店

今回は、なかなかヘビーな内容です。

練馬区にお住いのI様からのご依頼。

お車は、フェラーリ F355です。

355は何台か施工経験があるので問題ありませんが作業内容が多いので朝から夜まで休み無しでがんばります。

と言っても、集中力が切れない様に適度な休憩は取りながらですね。

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I様は当店をネットで検索されてご相談くださいました。

先ず、全面的なクリーニング。

この年代のフェラーリはコノリーレザーなので革を傷めない様にクリーナーや道具類を使い分けて行います。

特にタン系の内装は汚れが落ちると見違えるように綺麗になり良い雰囲気になりますね。

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クリーニングをしながら状態確認していきます。

すると案外オーナーさんが気が付いていないキズや擦れ等を発見することも多くあります。

ご依頼時にある程度お任せいただければ追加で見つけた所も一緒に補修していきます。

カーペットは運転席の足元で、ちょうど足が当たってしまうようです。

5㎝強の破れです。

(before)

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縫い合わせて強度をだし、糸を目立たなくしました。

(after)

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パッと見はほぼ分からなくなりましたね。

後は乗り降りの際に注意していただきたいと思います。

サイドブレーキのベタベタも綺麗に落としました。これはサービス施工です。

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I 様はステアリングもべたつく感じと言われていましたが、樹脂パーツのベタベタとは違います。

特に擦れも無く少しべた付いていたのは皮脂汚れでした。

クリーニングでOKです。

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後編はタンとブラックの色を作って、下地処理~リペア塗装していきます。