東京都港区にお住いのK様からご依頼です。
お車は、ベントレー コンチネンタルGT。

定番の!?本革性ヘッドライニングの剥がれによる弛み、張り替えではなく張り直し修理です。
ご予約日の朝、お車を引取りに伺いました。

当店では、数台の施工実績がありますが、毎回の如く時間がかかる車種です。
養生からはじまり、部品脱着の時間も多めに考慮します。
とにかく丁寧に行わないといけません。工具でガリッとさせたくはないですから・・・神経を使います。
部品取り外しにも厳重な養生を行います。
(before)


センターパーツを挟んで両側が弛んでいますね。

配線にも注意。
レザーを剥します。

レザー(車内の表皮)の裏側に存在するウレタンが剥がれの原因です。
従って、貼り直しと言っても張り替えより時間の掛かる作業となります。
新品ウレタンに張り替え、更に、表皮を貼り直します。

レザー裏も下処理を行うため、ここまででかなりの時間を要します。
(after)

修理の終わった、ヘッドライニングを車内に戻し、取り付け作業。
これも、また気を使い慎重に行うので大変です。(部品のクリアランスもシビア・・・)

最後にルームランプの点灯確認を行い、OK。

すっかり夜になりましたが、納車してK様にご確認いただきました。
ご満足いただけ頑張った甲斐がありました。