フェラーリ 599 ライトスイッチリペア後編(ベタベタ再塗装) 

フェラーリ 599 ライトスイッチリペアの後編(塗装~仕上げ)です。

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苦労しながらも分解して下地処理まで終わりました。

艶消しブラックの樹脂用塗料を調合作成して塗装工程に入ります。

事前に用意したスペシャルツールを使って仕上げます。

仕上げ工程を経て完成。

梱包して静岡県に発送します。

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今回の事で、このスイッチは克服しました。

交換すると高価な部品ですが、修理可能です。(そうは言っても、結構難しいため特別安価な修理とはなりませんのでご理解ください)

もしも、同系のスイッチでお困りの方はご相談ください。

郵送受付も承ります。

確かマセラティにも同じスイッチがあったような気がします。

スイッチリペアの詳細はこちらをご参照ください。

フェラーリ 599 ライトスイッチリペア前編(ベタベタ再塗装) 

静岡の業者さんから送られてきた、パーツのリペアです。

お車は、フェラーリ 599、ライトスイッチ。

前編(分解~下地処理)

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このパーツは、厄介なことに透過式なので、ベタベタを取るだけでは済まされません。

そこで、分解する事に・・・

右側のダイヤルは裏側からアクセスして簡単に取り外しが出来て分解もOKです。

問題は左側の大きな方、全然わからん!!!

裏の基盤を外しても、そこから先が・・・

画像検索しても資料が出てこないし、壊すわけにはいきません。

結局1時間位悩んだ末にようやく解明❕

ひたすら地味にベタベタ塗膜を剥離してきます。

後編に続く。

スイッチリペアの詳細はこちらをご参照ください。

フェラーリ F355 メーターフードFRP加工(変形修正) なるほ堂

娘の高校は9日から夏休みのようです、夏休みは2週間程度と少なく可愛そうな気もしますが旅行にも行けませんし、部活が楽しいみたいであまりがっかりしていません(;^ω^)

親としては健康でいてくれるのが一番!

私も旅行に行けなくなったのでお盆お休みなしで仕事します!

横浜市のイタフラ専門店様からご依頼です。

お車は、フェラーリ F355。

本革張りの内装のため保管状況により様々な不具合が出てきてしまいます。

ダッシュボードの革が剥がれて浮いてきたり、メーターフードも革が剥がれて変形してきます。

主な原因は太陽光!ダッシュボードは高温にさらされます、素材が熱による膨張と収縮を繰り返し、乾燥もするために革が縮んでしまいます。

すると縮んだ革に引っ張られてベース部分も変形してしまう訳です。

それでも修理は可能。

かなり面倒な作業を強いられますが出来ないことはありません。

部品も手に入りずらい高価なパーツなので修理をご依頼されました。

現車での位置合わせとマーキングをして部品を取り外します。

フロントガラス側から見ると3センチ程度の隙間が見えてしまう状況。

反りあがっていた部分を削り落として長さも2~3センチ足します、成形した後は革を貼って完成予定。

外した次は表皮を剥がします。

表面の接着剤跡を落とすところから作業再開。

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予め仮決めしておいたパテを成形しながら次のパテを入れていきます。

かなり削り、パテをひいて、またサンディング、繰り返してそれらしい形になってきました。

硬化したらパテを入れて乾燥。

今回使用しているパテは3種類、高温にも負けない耐熱パテや成形しやすいバンパーパテ。

ひたすらブロックを使って手作業でサンディングします。

微妙なカーブを描いているため時間がかかります。

もう少し。

嫌になる位、繰り返しサンディングしながら修正します。

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ようやく完成。

触っても全く引っ掛かりもなく滑らかなカーブです。

これなら革を貼っても綺麗に仕上がる筈です。

納品して実車に当てて確認したら革を貼って完成。

疲れたのでゴロンとします((+_+))

フェラーリ F355 内装リペア 追加依頼&打ち合わせ なるほ堂

いつまでたっても梅雨明けしなくて悶々としてしまいますね(-_-;)

今日は店舗のショールーム内での作業なので助かります。

フェラーリ F355 レザーシートリペアをした続きで追加依頼です。

ドアの傷、レザーなのでシートと同じ要領で施工します。

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F355はドアも本革(コノリーレザー)製なのでリペア可能です。

クリーニング後に下地処理。

表皮が部分的に剥がれているので段差があります。そのまま塗装するだけでは凹みが目立つので細かい作業となりますが薄ーくパテで修正します。

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部分的な暈し塗装のため違和感なく仕上がります。

社長にご確認いただき終了。

夕方からはBMWのお客様と打ち合わせ。

BMW 635CSIのS様がお越しになり実車を拝見しながらご相談内容をお聞きします。

メッキモールの腐食をリペアしたブログ施工例を見られてご連絡くださいました。

ところが、以前施工した程度と同じか?と私が想像していたよりもずっと良く、所々に腐食の班が出ている状態。

某コーティングチェーン店では施工不可と言われて当店にご相談になった訳ですが、現状を見る限り市販のメッキ用コンパウンドで研磨すれば十分と判断しました。

そうであれば、私に依頼して工賃を支払うよりも、方法をお伝えしてご自分で頑張っていただこうと思い、やり方をお教えしました。

S様もメモを取り「やってみます!」との事。

もし、上手くいかなかったとしても素材を傷める事も無いので問題ありません。

本格的な研磨作業では綺麗な部分も削ってしまうためかえってよくない、もったいないと思いました。

パーツが手に入らない希少車ですからね。

マスキングや脱脂の仕方、コーティング剤の種類もお伝えしました。

他にも、シート、ダッシュボード、等、私が分かる範囲でアドバイスさせていただきました。

S様、本日はご足労下さり誠にありがとう御座いました。

ご依頼の際は丁寧に施工させて頂きます!

お土産を頂きました(#^^#)

S様、ご馳走様でした、家族でいただきましたよm(__)m

フェラーリ F355 レザーシートリペア(擦れ) なるほ堂

静岡県富士市の輸入車販売店様からご依頼です。

お車は、フェラーリ F355。

杉並の店舗に入庫しているタイミングでリペアをします、その後に静岡に陸送のようです。

内装の状態は良好

スイッチ類のベタベタは処理されており綺麗です。

運転席の背もたれサイドサポートと座面の側面は擦れていて気になります。

背もたれは衣服で擦れる場所ですし、座面の側面はサイドブレーキの操作の際に擦れてしまいます。

F355のシートではお決まりのパターンですね。

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座面のひざ下コーナー部分も乗り降りで来れてきます。

座面の中央ひざ下部分には引っ掻き傷も見受けられます。

現状では傷の確認が不十分となるため、クリーニング工程ではしっかりと汚れを落とす必要があります。

その後は一旦乾燥させてから再度革の柔軟性や傷の深さをチェック。

各工程ごとにマスキングを行い実施します。

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仕上げ工程を経て完了です。

あくまでも自然な仕上がりにしました、お車の雰囲気や年式、助手席とのバランスを考慮して手を入れたかどうかも分からないくらいにします。

革の特性や車種毎の違い、またオーナーやお店の好みを反映さた仕上げ方にしています。

社長にご確認いただき終了です。

今日の相棒はモナコ

フェラーリ テスタロッサ ダッシュボードリペア(レザー欠損) 東京・杉並 輸入車内装修理専門店 なるほ堂

いつものお店からご依頼です。

すでに分解されて置いてあります。

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グローブボックスの蓋、コノリーレザーの本革で巻いてあるのですが端の方が欠損しています。

FRPの下地が見えています。

これ以上広がらないように開いている隙間には接着剤を流し込んで固定します。

近いシボ感の革を薄く漉いて接着。

勿論このままではありません。

レザーパテで成形したり下地処理後に塗装で仕上げます。

ついでにこちらも接着。

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違和感なくなりました。

他にも同じような捲れや欠損ヶ所をリペアしました。

仕上げに白ボケしていたところを再塗装して完成。

良い感じに綺麗になりました(^^♪

社長にご確認いただきOKです。

フェラーリ F430 レザーシートリペア(表皮剥がれ) 東京・杉並 輸入車内装修理専門店 なるほ堂

いつものお店からご依頼です。

お車は、フェラーリ F430。

渋いグレーです。

内装はブラック、シートも座面や背もたれのセンターブロックが独特のパターンにデザインされています。

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何かが張り付いたのか?まるでガムテープを貼って剥がしたら表皮も一緒に捲れてしまったような状態です。

他は傷んでいないので部分的にリペアします。

下地を整え塗膜の厚みも調整します。

塗装により仕上げます。

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全く分からなくなりましたね(*^^*)

社長にご確認いただき終了です。

フェラーリ 599 シートスイッチリペア(ベタベタをコーティング) 東京・杉並 輸入車内装修理専門店 なるほ堂

いつものお店からご依頼です。

お車は、フェラーリ 599。

シートの電動スイッチが少しベタベタになっています。

手についてしまうほど酷い状態ではありません。

社長のご要望で剥離ではなくコーティングする応急処置になりました。

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ベタベタではなくペタペタ⁉

マークが消えないように応急処置としてコーティングします。

艶消し透明の膜をエアガンで吹き付けました。

これで暫くは安心。(応急処置なので時間が経つとベタベタが復活しますのでご了承ください)

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見た目は変わらないので違和感ありませんね。

 

フェラーリ F355ベルリネッタ エアコン吹き出し口修理(ベタベタクリーニング、マーク再生)(デイトナはエンジン始動) 東京・杉並 輸入車内装修理専門店 なるほ堂 

いつものポルシェ、フェラーリ専門店様からご依頼です。

お車は、フェラーリ F355ベルリネッタ。

この年代のイタリア車ではお馴染みの内装パーツのベタベタ、F355も色んな所に症状が現れます。

但し、この車両に関してはほとんど対策されていました。

残りはエアコン吹き出し口です。

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手で触るとネッチョリ、指についてしまう状態。

マスキングして取り外します。

外している間に社長がクリーニングをしてくれてます。

助かりました。

このままでは、⇒が消えてしまいます。

綺麗にベタベタを落とした後は、事前に用意していたマーキングシートを貼りました。

オリジナルと同じサイズ、デザインの特注シート。

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再び取り付けして完了。

完璧です。

 

お客さんが来店したので社長がデイトナのエンジンを始動させていました。

しょっちゅう来ていたのに、エンジンが掛かっている状態を始めてみました。

ちゃんと走りそうで良かった(;^ω^)

フェラーリ F430 天井張り直し修理(レザー剥がれ) 東京・杉並 輸入車内装修理専門店 なるほ堂 

埼玉県所沢市の中古車ディーラー様からご依頼です。

お車は、フェラーリ F430。

出張で施工させて頂きます。

360モデナと同様に、本革ルーフライニングは剥がれてしまいます。

シートやドアは綺麗です。

ルーフを見ると?

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完全に剥がれていて落ちる寸前。

内装がフル本革なので傷に注意です、十分な養生を行い作業開始。

二名で確認しながら部品を外していきます。

パーツを汚さないように離しておきます。

通常の車と違いフェラーリはルーフライニングがボード状ではありません、直接ボディに接着されています。

これは?

本革製ルーフライニングの裏側。

今回も、ウレタンの厚みを計り純正同様の厚みに調整しました。

レザーに貼っていきます。

準備が整ったので車内を養生。

専用の接着剤を吹き付けます。

位置を合わせて、一発勝負!

やり直しも途中でずらす事も出来ません!

轟音とともにランボの調整を行っているようです。

排ガスをもろに浴びてしまうので小休止。

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部品を全て元通りに組み直しました。

天井もばっちりです。

ご担当者様に確認していただき無事終了。

実は都内の有名店様です。

また、珍しい車種のご依頼を楽しみにしたいと思います。

フェラーリオーナー様、天井の剥がれでお困りでしたらお気軽にご相談ください。

受付はメールとなります。