ハイコ スポルティフ HS7(HEICO SPORTIV) (ボルボ V70R) メーターパネルリペア(塗装剥がれ)

T様のハイコ スポルティフ HS7(ボルボ V70R)、続きです。

実は前回の記事シートリペアとは施工順としては逆になるのですがご紹介したいと思います。

非常に癖があり珍しい仕様のレザーシートなのでご興味のある方はこちらをご参照ください。

今回は、メーターパネルのリペアです。

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レーダー?何かを剥がした際に塗装膜が捲れてしまったそうです。

よくよく確認すると、普通の艶消しブラックではありませんでした。

メタリックが入っています、艶消しのガンメタ系です。

下地処理後に塗料を調合して塗装で仕上げます。

こういった部分は、ステアリングが邪魔なのとメーターパネルや周辺まで養生するのが大変です。

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全面塗装ではなく部分塗装ですが違和感は全くなく綺麗に仕上がりました。

フォルクスワーゲン ゴルフ5GTI ドア張替え修理

前回、天井を張替え終わったS様のGTI。

ご相談やお見積もりはこちら⇒「お問合せ」からお願い致します。

続いてドア張替えのご紹介。

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完全に剥がれて浮いています。

前後のドア合わせて4枚を総張替え。

ボディから外して解体します。

ゴルフ5のドアの場合、裏側は溶着されているので表から作業していきます。

天井よりも劣化したウレタンの粘着性も強く、曲面が多いため下地処理は大変です。

スクレーパーで平面を削り落とし、曲面は違う道具で落としていきます。

ひたすら根気よく丁寧に続けるのですが・・・連日ドアの張替えはしたくありません。

天井なら頑張れますが、ドアは辛いのです(*_*;

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スイッチやウィンドウ、スピーカーにミラーの動作確認をして終了。

全て終わってS様にお引渡し。

手間と難易度を踏まえての工賃ですからそれなりの費用はかかります、しかし、天井と同時にドアまで張り替えると印象は劇的に変わります!

末永く乗る事を考えれば費用対効果も悪くはないのではないでしょうか。

残念ながら既に新品パーツは出なくなってしまったようですよ。

GTIは、コンパクトでキビキビ良く走りとってもいい車ですね!私も大好きな一台です。

S様にも大変喜んでいただきました。

今日は、ルミノールマリーナでした

ジャガー XKRコンバーチブル(X100) 内装リペア後編 

前回の前編ではレザーシートの変色や深いひび割れをリペアしました。

施工後の運転席

後編ではハンドル、ホーンパッドの色褪せを補色リペアする施工のご紹介です。

ジャガーのコンバチでは過去にも同じ症状のリペアを行いました。

オープンカーなので、日に当たるから色褪せするのかもしれません。

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ステアリングレザーやウッドは目立つ損傷がありません。

ホーンパッドだけが色褪せていて残念!

素材はピグメントレザーの本革なので同じように塗装で補色すれば綺麗になるはずです。

大まかな養生をしてクリーニング。

ステアリングホイールの皮脂汚れも落として革の状態を見極めます。

塗料を調合して作ります。

シートと同系色ですが、同じ色ではなく少し濃いベージュ系なので要注意。

グレージュな感じです。

脱脂後にマスキングして厳重な養生をします。

それから密着性テスト、塗装工程に入ります。

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塗装範囲はホーンパッドのみです、リペアは最小限にとどめても違和感なく仕上がります。

ハンドル周りや運転席が綺麗だと印象はかなり違って見えますね(*^-^*)

社長にご確認いただき終了です。

次のオーナーさんのもとに旅立っていきます。

ステアリングの補修例はこちらをご参照ください。

本革ステアリングは多少の痛みであれば修理が可能です。

本日はタグホイヤー モナコ

ルノー ルーテシアV6 エアコンスイッチ再生(京都からご依頼) 

前回の続きです。

前回の記事はこちら

郵送でご依頼されたルノーのパーツが追加となりました。

エアコンユニット一式。

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一見、特に問題ないように見えますね~。

よーく観察すると大きなスイッチの表面にひび割れが!

そして、触るとベタベタ・・・

デッドストックの新品部品です!

残念ながら古くなると未使用部品でも経年劣化が進んでしまうのが現実です。

入手困難だそうで、「なんとか使えるようにしてほしい」とご相談され、京都から送っていただきました。

これをどうすんの?って感じですが。

事前に分解方法を教えていただいたので何とかなると信じます!

透過式スイッチなのでマークも再生する必要アリです。

サイズ計測。

案外、単純な作りで良かった(*^-^*)

本体部分のベタベタは溶剤で落とせましたが、スイッチは塗装が固くてダメです。

しょうがないので工具で一つ一つ削り落とすことに・・・

仕上げ塗装まで終わり。

今度は本体のメタリック塗装。

前回塗装したドアのパーツと同じ色にする必要があります。

塗装が終わったら組み立て。

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スイッチはつや消しブラックの透過式。

本体はガンメタリック。

無事に終了してホッとしました。

内装パーツのお持ち込み、郵送依頼も受付しております。

こちらをご参照ください。

ルノー ルーテシアV6 スイッチパネル リペア(関西から)

京都府の業者様から郵送でのご依頼です。

ルノー ルーテシアV6のドアスイッチインナーパネル。

どうやら、部品入手が難しいらしく、取り外してリペア。なのですが古くなってきてベトベト状態。

なんとか、綺麗に使えるようにしたいとご相談いただきました。

ベタベタの原因は、塗装膜の加水分解です。クリーニングで取れるものの一緒に塗装も剥がれてしまう状況でした。

そこで、ある程度落としてから表面をコーティングして再塗装することに。

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傷も多くところどころ削れています。

何度もサンディングと塗り込みを繰り返して段差を消していきます。

ようやく、下地処理が出来ました。

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ブラックではなくガンメタのようなメタリックカラーです。

内装パーツのお持ち込み、郵送依頼も受付しております。

こちらをご参照ください。

次回は、他のスイッチの作業。

メルセデス ベンツ SL500(R129)ルームクリーニング&ステアリングリペア

東京都杉並区にお住いのS様からご依頼。

メルセデスベンツ R129のSL500です。

このSL、今後はS様に代わってご家族が乗られるそうです。そのためリフレッシュすることをご希望されました。

当初ルームクリーニングとシートリペアをお考えでしたので、クリーニング後に改めて打ち合わせをして施工内容を決定することに。

ご自宅ガレージに出張対応です。

簡単に外せるのでリヤは座面を外してクリーニング。

ステアリングは皮脂汚れでテカっていました。

【 自動車内装 レザーの種類・お手入れ方法 】はこちらをご参照ください。

小道具を使い分けてお掃除します。

パンチングシートの穴も綺麗に。

汚れを落としていくと光沢感が変わっていきます。

クリーニングが終了した時点で打ち合わせ。

汚れを落としたので傷み具合がはっきりします。

結局、シートはそれほど傷んではいないので敢えてリペアせずに、完全に擦れているステアリングとウインカーレバーをリペアすることにしました。

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表面が剥げてしまっており劣化が目立ちます。

革の下地を整えて、塗料を調合して、進めていきます。

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施工前のテカりとは全く違うことがお判りでしょうか?

しっかり汚れを落として、擦れを補修し、本来の光沢感に戻すことで見違えます!

もちろん、ウインカーレバーも綺麗になりました。

R129は皆様大事にされているので、年式や距離のわりに状態がよい個体が多い印象ですね。

S様はコレクターなので、ガレージにはスーパーカーが鎮座しています。

お忙しい中、海外赴任や出張の合間にご依頼いただきました。

また次回、日本に戻ってこられた際には他の車両もご相談いただければ嬉しいですね。

当店は、全て個別見積もりとなります。

出張対応条件やご相談はこちらの【 お問い合わせ 】からご質問ください。

メンテナンスカバーを装着して終了。

S様にも喜んでいただきました。

マセラティ グランカブリオ 内装リペア(レザーシート他)

いつもご依頼いただくイタフラ専門店様から。

マセラティ グランカブリオ。

オーナー様が、運転席を中心に気になるところをリペアしてほしいとご指名されました。

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マセラティの特色として、フルグレインレザーとソフトなシンセティックレザーが組み合わされています。

色もホワイトやクリーム系が多いです。

汚れを落として傷みを確認します。

ホワイトレザーに赤ステッチなのでステッチには十分注意します。

表皮に対してひび割れや皺がどの程度の深さなのか確認して整えていきます。

ダブルステッチの間もマスキングして綺麗に。

ステアリングコラムカバーの横、キーシリンダーの横は破れています。

ソフトなシンセティックレザー。パテで埋めます。

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助手席と釣り合いが取れるように、またソフトな触った感触が変わらないように完全に皺が無くなるような修理方法はとりません。

施工中にお店に見に来たオーナー様に直接ご確認いただき喜んでいただきました。

自動車内装に使われている革の種類などは、こちらでも解説しております。お手入れ方法と合わせてご参考に。

今日は、出番少なめなブライトリング

フェラーリ 599 ライトスイッチリペア後編(ベタベタ再塗装) 

フェラーリ 599 ライトスイッチリペアの後編(塗装~仕上げ)です。

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苦労しながらも分解して下地処理まで終わりました。

艶消しブラックの樹脂用塗料を調合作成して塗装工程に入ります。

事前に用意したスペシャルツールを使って仕上げます。

仕上げ工程を経て完成。

梱包して静岡県に発送します。

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今回の事で、このスイッチは克服しました。

交換すると高価な部品ですが、修理可能です。(そうは言っても、結構難しいため特別安価な修理とはなりませんのでご理解ください)

もしも、同系のスイッチでお困りの方はご相談ください。

郵送受付も承ります。

確かマセラティにも同じスイッチがあったような気がします。

スイッチリペアの詳細はこちらをご参照ください。

フェラーリ 599 ライトスイッチリペア前編(ベタベタ再塗装) 

静岡の業者さんから送られてきた、パーツのリペアです。

お車は、フェラーリ 599、ライトスイッチ。

前編(分解~下地処理)

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このパーツは、厄介なことに透過式なので、ベタベタを取るだけでは済まされません。

そこで、分解する事に・・・

右側のダイヤルは裏側からアクセスして簡単に取り外しが出来て分解もOKです。

問題は左側の大きな方、全然わからん!!!

裏の基盤を外しても、そこから先が・・・

画像検索しても資料が出てこないし、壊すわけにはいきません。

結局1時間位悩んだ末にようやく解明❕

ひたすら地味にベタベタ塗膜を剥離してきます。

後編に続く。

スイッチリペアの詳細はこちらをご参照ください。

アウディ スイッチパネルリペア(傷) 東京・杉並 なるほ堂

自動車販売業者様からご依頼です。

パーツのお持込です。

アウディのスイッチパネルのようです。

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終了したのでご連絡。

担当K氏が取りに来られました。

無事に納品終了、喜んで頂きました。