いつものジャガー専門店様からご依頼です。
お車は、ジャガー XKRコンバーチブル(X100)。
(before)
全体的な汚れとひび割れのようです。
何だか嫌な予感が(;^ω^)
クリーニング後に再確認する必要がありそうです。
座面も広範囲なひび割れ。
全体的な汚れを落としていきます。
原因判明しました!
広範囲なリペア痕(補修痕)が更なる悪化を招いていました。
皺の出方も違います。
下地処理が中途半端なため、再塗装の膜が厚くなり深いひび割れを引き起こしています。
この状態を綺麗にリペアするには、一度本来の下地(革の銀面まで)まで溶かし落とすか削り落とすしかありません。
塗料自体もレザー用なのか?怪しい感じです。
革の柔軟性に対応可能な柔らかく追従する塗料である必要があります。
通常のリペア施工では傷んだヶ所のみの部分施工ですが、再塗装されている広範囲をやり直す事になります(-_-;)
溶かしきる事が難しい範囲なのでサンディングしていきます。
硬化した塗膜を削り落とすと指で押しても皴はでません。
残念ながら今日は時間切れ、翌日に持ち越し。
無理に終わらせてクオリティーを落とすよりも時間を掛けて確実な仕上がりにする事にしました。