太田区にお住いのＳ様からのリピート依頼です。
お車は、シトロエン Ｃ６。
Ｓ様は自他ともに認める！？シトロエンマニア。
Ｃ６を買い足したそうでご相談いただきました。
納車当初はかなり内装が汚れていたそうですが、お休みの日にご自分でクリーニングを頑張ったとの事。
作業前に状態をチェックするとＳ様のご苦労が想像できる感じでした。（私がクリーニングしても相当な時間が掛かったと思われます）
特に気にされていたのは、運転席の背もたれ擦れ、Ｂピラーの破れ（ファブリック生地が貼ってある仕様なので）です。
（before）
フランス車らしく、凝ったデザインのレザーシートです。クリーム系のツートーン仕様。
背もたれのサイドサポート付近が自然に擦れるので表面が傷んできます。
革の塗装が剥げています。
ダブルステッチの間も擦れています。
Ｓ様によるクリーニング済みですが、運転席は塗装するので、私が更に追い込んだクリーニングを行います。
※ クリーム系のレザーはクリーニングにもコツがあるので当店の様な専門店にお任せするのが無難です。無理をすると色が落ちてしまいます・・・
座面のドア側サイドサポートも少し手を入れます。
純正同様に色艶を合わせた塗料を調合します。
マスキングを行い、下地処理に進みます。
脱脂してから密着テスト。
再びマスキング。
2色に分かれているので注意が必要ですね。
ここでお昼休憩です。
Ｓ様宅の近くにあるお洒落な外観のとんかつ屋さん。
大好物のヒレカツ定食、それも上ヒレカツ！
ご馳走になってしまいました（笑）
Ｓ様には、いつもいつもご馳走になってしまい感謝です。
次回は私も手土産くらい持参したいと思います。
作業再開、エアガンで塗装工程に入ります。
(after)
ダブルステッチの間もＯＫ。
座面もほんの少し皺を消しました。（左右のバランスを考慮してほんの少しだけです）
綺麗になりました。
続いて、Ｂピラー。
（before）
立ち上がりのパーツは樹脂製で取れなかった汚れが少々。
シートベルトが当たったのか？荷物か何かか？原因不明ですが、表面のファブリック生地が破れています。
(after)
汚れは綺麗に落ちました。
破れヶ所は、補修痕が多少残りますが初めよりはマシになりました。
但し、十分な耐久性は出せないリペア補修なので予めご了承いただいております。
余談ですが、このＢピラーは交換すると数万円します・・・仕上がり品質はいまいちですけど安価な補修って事でＳ様には喜んでいただきました。
いつの間にか薄暗くなってきました、真っ暗になる前に終わって良かったです。
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