前回の前編ではレザーシートの変色や深いひび割れをリペアしました。
後編ではハンドル、ホーンパッドの色褪せを補色リペアする施工のご紹介です。
ジャガーのコンバチでは過去にも同じ症状のリペアを行いました。
オープンカーなので、日に当たるから色褪せするのかもしれません。
before
ステアリングレザーやウッドは目立つ損傷がありません。
ホーンパッドだけが色褪せていて残念!
素材はピグメントレザーの本革なので同じように塗装で補色すれば綺麗になるはずです。
大まかな養生をしてクリーニング。
ステアリングホイールの皮脂汚れも落として革の状態を見極めます。
塗料を調合して作ります。
シートと同系色ですが、同じ色ではなく少し濃いベージュ系なので要注意。
グレージュな感じです。
脱脂後にマスキングして厳重な養生をします。
それから密着性テスト、塗装工程に入ります。
after
塗装範囲はホーンパッドのみです、リペアは最小限にとどめても違和感なく仕上がります。
ハンドル周りや運転席が綺麗だと印象はかなり違って見えますね(*^-^*)
社長にご確認いただき終了です。
次のオーナーさんのもとに旅立っていきます。
ステアリングの補修例はこちらをご参照ください。
本革ステアリングは多少の痛みであれば修理が可能です。