ランドローバー ディスカバリー3 本革シートリペア(劣化シワ) 

よくご依頼いただく横浜のイタフラ屋さんから、珍しく英国車ランドローバーのご相談を受けました。

オーナーさんのご要望で、評判のいい内装専門業者さんに革シートのクリーニングとリペアをお願いしたいとの事です。

早速、現車を確認して作業開始。

運転席のみのご依頼

(before)

大まかな仕上がりイメージを元に、先ずは汚れを落としていきます。

この状態にする事で、皴やひび割れの深さを正確に把握できます。

また、その深さによって下地処理方法や工程を工夫していきます。

私のやり方ではレザーパテも粘度や色調整を加えます。

他にも独自の工夫は沢山ありますが、ブログで公表できるのはここまで。

下地処理後は、いよいよ塗装工程と仕上げ。

(after)

リペア範囲はサポート部分だけです

クリーニング&部分リペアで運転席1脚が蘇りました。

本革シートリペアの考え方

私の方針としては、オーナーさんが長く乗り続けられるような修理を第一に考えています。

そのため、不用意に表皮の革を傷めない様な方法をとり、2度目以降のリペアにも対応できるようにしております。

もちろん、ご満足いただけるような綺麗で自然な仕上がりにした上でですけど。

実際、いくら綺麗にリペアしたとしても何年か経てば当然汚れや痛みは出てきますよね?

そんな時、もう一度リフレッシュしたいと思っても、前回のやり方次第では再リペア不可能な状態になってしまっている事もあるんです。

それが交換部品も見つからない貴重な車両だとしたら・・・

純正に拘っているオーナーさんなら余計にショックだと思います。

なるほ堂では、施工記録を残しているので10年前の施工でも再リペアが可能なのです。

気に入っている自分の車だったとしたら大事に維持したいと思いますよね。

それと同じです。

ご依頼の多い、ポルシェのインテリアリペアに関して。専門のホームページを開設しました。

皆様のご訪問をお持ちしております!

今日はハルク