本日は、はるばる静岡県富士宮市からお越しいただいた輸入車販売業者様からのご依頼です。
社長のK氏は、いつもお世話になっている杉並のお店の社長のお知り合いです。
お客様からのご依頼品としてシートを降ろして車に積みご足労くださいました。
お車は、BMW E46、320i Mスポーツ。
運転席の背もたれサイドサポート擦れです。
(before)
社長曰く、「静岡にもリペア業者はいますけど、ビフォー、アフターの写真だけだと、どんな作業を行うのか?施工実績が良く分からないんで頼みにくいんです」との事。
折角なので、順番に作業手順を写真を撮りながらご説明していきます。
先ずは、クリーニングからスタート。
既にクリーニング済みとの事ですが、施工ヶ所(塗装ヶ所)と他の部分との違いが出てしまうので入念なクリーニングをもう一度行います。
塗装しない反対側のサイドサポートや座面も若干ですが汚れの艶が見受けられるのでしっかり落とします。
次に、色を作ります。
ブラックですが、少々カーキっぽいダークグレー系です。
艶調整もするのでぴったり合わせます。
そして、下地処理工程。
塗料の密着性にも影響するので丁寧な作業をしていきます。
表皮の状態を整え終わったら、脱脂します。
密着性に問題無いか?テープテストを行い確認します。
不要な塗料がなるべく糸に付かない様にマスキング。
いよいよ塗装工程、本塗装の前に塗料を刷り込んで乾かします。
これによりエアガンによる塗装も食いつきがより強くなります。
仕上げまで行い完了。
(after)
リペア塗装ヶ所は擦れていたところのみです。
ステッチにも塗料が乗らない様に塗装しましたから、補修の違和感はありません。
(表皮の状態により変わります、今回は問題ありませんでした)
とても綺麗になりました。
K社長にご確認いただき、「バッチリです、良く分かりました、これからも宜しくお願いします」と嬉しいお言葉をいただきました。
こちらこそ、今後も宜しくお願い致します。