ジャガー XKRコンバーチブル(X100) 内装修理(後編) ステアリングリペア他

前回の続き。

ジャガー屋さんからの依頼でX100の本革内装を修理しています。

シート以外では、センターコンソールの一部が破れています。

また、アームレストも剥げており、ステアリングも経年劣化が見られます。

アームレストとステアリングはシート表皮と同様、本革のピグメントレザーなのですが、破れているセンターコンソールはシンセティックレザーです。

従って修理方法も若干かわります。

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屋外施工なので暗くなると作業できません。

パテ乾燥中に、色調調整をしたり、塗料乾燥中にマスキングしたり。

作業を並行しながら、超スピードで進めていきます!

休憩しないと集中力が切れてしまいます。視界も狭くなってしまうので良くありません。

一服しながら、少し引いて見ると全体のバランスも良好に。

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無事に終了。

写真によってはステアリングが濃い色に見えますが影になっているための錯覚です。

ベージュ系の色は、日差しの当たるところと影のところでは大きく見え方が変わります。

また、フロントガラスのグリーン色に透かされて見え方が変わるので気を付けなければなりません。

ジャガーのレザーリペアは、ディーラーさんやジャガー屋さん、一般ユーザーの方、等かなり施工実績が多いので安心してお任せください。

自動車内装の修理、特に本革インテリア リペアについてはこちらをご参照ください。

ジャガー XKRコンバーチブル(X100) 本革内装修理(前編)・レザーシートリペア

いつものジャガー屋さんからご依頼です。

お車は、XKRコンバチ(X100)。

修理内容盛り沢山なので1日では終わりません。

今日は前編。

レザーシートリペア編。

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運転席は、まあまあのヤレ具合。

助手席は軽度の損傷。

頑張って綺麗にしていきましょう!

クリーニング。

下地処理。

助手席は座面だけにします。

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続いて助手席。

暗くなってきたので終了します。

自動車内装用 レザーの種類・お手入れ方法に関してはこちらをご参照ください。

メルセデスAMG C63 内装・レザーシートリペア(擦れ傷、引っかき傷) 

いつもご依頼いただくドイツ車系の販売店様から。

お車は、メルセデス・ベンツAMG C63。

運転席のレザーシート、背もたれのサイドサポート部分です。

よく見ると両側に少しダメージがありました。

確かにスポーティーなバケット形状なのでサポート部分も壁のようにせり出しています。その為シートベルトも当たりやすいし乗降の際も擦れやすい。

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ダブルステッチの間も革が擦れていました。

引っかき傷もあり、傷の深さを考慮して少量のレザーパテも使用することに。

擦れて毛羽だったステッチの糸はカット。

下地を整えつつ塗料を調合して仕上げていきます。

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色や革の質感、シボ感も違和感ないように綺麗になりました。

部分リペアですが、リペア範囲がわからないレベルです。

担当K氏にご確認いただき終了。

自動車内装、輸入車内装でお困りの方。

本革シートのクリーニングやメンテナンス、修理をお考えの方。

輸入車内装修理専門店の当店にお任せください。

革の状態を見させていただき、最適なアドバイスをご案内いたします。

お気軽にご相談いただければと存じます。

自動車内装に使われる革の種類やクリーニング方法・・・リペアに関しても、こちらをご参照ください。


ご依頼の多い、ポルシェのインテリアリペアに関して。専門のホームページを開設しました。

皆様のご訪問をお持ちしております!

ランドローバー ディスカバリー3 本革シートリペア(劣化シワ) 

よくご依頼いただく横浜のイタフラ屋さんから、珍しく英国車ランドローバーのご相談を受けました。

オーナーさんのご要望で、評判のいい内装専門業者さんに革シートのクリーニングとリペアをお願いしたいとの事です。

早速、現車を確認して作業開始。

運転席のみのご依頼

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大まかな仕上がりイメージを元に、先ずは汚れを落としていきます。

この状態にする事で、皴やひび割れの深さを正確に把握できます。

また、その深さによって下地処理方法や工程を工夫していきます。

私のやり方ではレザーパテも粘度や色調整を加えます。

他にも独自の工夫は沢山ありますが、ブログで公表できるのはここまで。

下地処理後は、いよいよ塗装工程と仕上げ。

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リペア範囲はサポート部分だけです

クリーニング&部分リペアで運転席1脚が蘇りました。

本革シートリペアの考え方

私の方針としては、オーナーさんが長く乗り続けられるような修理を第一に考えています。

そのため、不用意に表皮の革を傷めない様な方法をとり、2度目以降のリペアにも対応できるようにしております。

もちろん、ご満足いただけるような綺麗で自然な仕上がりにした上でですけど。

実際、いくら綺麗にリペアしたとしても何年か経てば当然汚れや痛みは出てきますよね?

そんな時、もう一度リフレッシュしたいと思っても、前回のやり方次第では再リペア不可能な状態になってしまっている事もあるんです。

それが交換部品も見つからない貴重な車両だとしたら・・・

純正に拘っているオーナーさんなら余計にショックだと思います。

なるほ堂では、施工記録を残しているので10年前の施工でも再リペアが可能なのです。

気に入っている自分の車だったとしたら大事に維持したいと思いますよね。

それと同じです。

ご依頼の多い、ポルシェのインテリアリペアに関して。専門のホームページを開設しました。

皆様のご訪問をお持ちしております!

今日はハルク

ポルシェ 968 レザーシートリペア なるほ堂

当店は輸入車内装修理の専門店として営業しております。(国産車を受け付けないわけではありません)自動車、中でも輸入車は構造上の特徴として内装の天井部分が剥がれやすかったりします、年式によっては交換部品の入手も困難なため、元の部品を生かした天井生地の張替え修理を行っており、個人ユーザー様、販売店様にもご好評です。

他にも、今回ご紹介しているような本革レザーの修理等も数多くご依頼いただいています。

また、開業から約10年となる節目として、特にご依頼の多い、ポルシェの内装修理(インテリアリペア)を専門としたホームページを開設いたしました。

【ポルシェ インテリアリペア専門店 なるほ堂】詳細はこちら

更に、より分かりやすくご紹介するためにYouTubeの動画チャンネルも合わせて開設しました。

【なるほ堂 YouTube】チャンネルはこちら

皆様のご参考になれば幸いです。

東京都文京区にお住いのK様からご依頼。

お車は、ポルシェ 968、ウインブルドングリーンの大変綺麗な車両です。

いつのも専門店さんにご入庫いただき施工します。

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革は柔軟性もあり見た目ほど劣化が進んでいません。

今回は、K様とご相談してサイドサポート部分のみをリペアしました。

気になる皺のみ薄くなるような方法、これで、次回は別の方法で再リペアが可能です。

長く所有することを考慮してなるべくオリジナルの状態が維持できるように工夫します。

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K様に喜んでいただきました。

アストンマーチン DBSヴォランテ レザーシートリペア(革の小傷も直せます) 

横浜市の専門店様からご依頼です。

お車は、アストンマーチン DBSヴォランテ。

レザーシートリペアを行います。

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販売が決まっている車両のようです。

全体的には程度良好なのですが、それゆえ所々の傷が気になってきますね。

新オーナーさんのリクエストでリペア依頼となったそうです。

傷の種類としては、擦れ傷、引っ搔き傷の2種類です。

ステッチは白なので要注意。

クリーニング後に、傷の深さや表面の状態を確認して最適な方法を考えます。

今回は、背もたれサイドサポートの傷は、深い引っ搔き傷と浅い擦れ傷とが混在しています。

深い引っ搔き傷のみピンポイントでレザーパテを使用し、擦れ傷はなじませるようにしました。

【レザーシートよもやま話】

因みにレザーは天然物ですから、1脚のシートの中に色んな表情が見られることもあります。元から多少の傷や皴、シボ感が違うヶ所があったり。

また、1枚の革で作ってはいないので、分割されているピースによっても表情が違っていたりします。

スムースレザーの車両用では、牛さんの血管や虫刺され跡も見られますよ、手作り感が微笑ましい(^^♪

個人的には、靴や鞄同様に味わいがあって好きですが、工業製品目線としてみる方には品質が悪いと感じられるのかも知れません。

気にされる方、均一な表皮じゃなきゃ嫌だ!って人は、SUV車に多く見られるようなシボのハッキリしたレザーシートがお勧めです。

加工により均一なシボが再現されています。

アストンマーチンは、あっさり加工系のスムースレザーが多いメーカーですね。

クラフトマンシップを重んじるからか、レザーシートでも個体差がある印象です。(良し悪しではありません)

皆さんも、レザー内装の車に乗っているのなら、革の表情を観察してみると、何か面白い発見があるかもしれませんよ(#^^#)

塗料を調合作成して、下地処理が済んだら密着性も確認します。

全てOKなら塗装工程。

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終了後は、社長にご確認いただき撤収。

きっと新オーナーさんにも喜んでいただける事でしょう。

ご依頼後は、気分一新!今まで以上に愛着が増すよう、お手伝いさせていただきます!

当店では、希少車、高級車、限定車、など普段接する機会が少ない車両の修理も数多くお受けしております。

レザーシートの他、自動車内装・レザーの種類やお手入れの詳細はこちらをご参照ください。

ご相談はお気軽にどうぞ。

今日はセイコー プレサージュ七宝

BMW 330CIカブリオレ(E46) 内装リペア リフレッシュプラン後編 

T様からご依頼のBMW 330CIカブリオレ、内装リペアの後編です。

先にセンターコンソールのカップホルダー周辺パーツをリペアしました。

取り外せるのと樹脂系素材なのでシートと同じ塗料は使えません。(前編を見てね)

シートを中心にクリーニングしてからリペアしていきます。

クリーニング後に状態確認。

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主には運転席レザーシートとドアひじ掛けの変色をリペアする事になりました。

ステッチを保護して下地処理を進めます。

塗料もシート用に調合作成して塗装工程に。

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助手席もクリーニングしたので全体的にリフレッシュされました。

全工程が終了したのでT様にご連絡。

引取りに来られたT様も甚く感激されていました!

明るいベージュ系のレザー内装ですから汚れや擦れが目立ってしまいますね。

終了後は、とてもスッキリさっぱりと明るい印象になりました。本来の高級感が蘇ったようです。

中古車を購入されるタイミングや車検を通したタイミングでご相談される事が多いレザー内装リフレッシュプラン。

ご依頼後は、気分一新!今まで以上に愛着が増すよう、お手伝いさせていただきます!

一部ではございますがBMWの施工例は⇒こちらをご参照ください。

ポルシェの例にしておりますが、内装リペアのサービスメニューはこちらをご参照ください。

BMW M3(E90) レザーシートリペア(擦れ) なるほ堂

東京都江戸川区にお住いのO様からご依頼です。

ありがたい事に、O様は以前からブログを見ていて下さり機会があれば依頼しようと思われていたそうです。

今回、中古車購入に伴いご連絡いただきました。

なので張り切って丁寧な施工を行おうと思います。

お車は、BMW M3(E90)。

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革の状態や痛みの程度を確認しながら内容をご相談。

O様が一番気にされていた運転席の背もたれサイドサポート(擦れと劣化)と座面のサイドサポート(皴)をリペアする事になりました。

背もたれは、前オーナーの癖による劣化です。

乗車の際に手を背もたれに着けて乗り込む癖があったのでしょう。

劣化の位置(シートの肩付近)と状態(皮脂による劣化)により読み取ることができます。

明らかに衣服やシートベルトによる擦れではありません。

施工工程を逆算します。

サンディング後にレザーパテを入れる事を想定したマスキング方法が大切になります。

結果的に、ステッチを守りつつ、マスキングによる段差の無い綺麗な仕上がりになります。

要は、時間や工賃で考えるのではなく、手間暇を掛けて丁寧に行うと仕上がりイメージ通りの完成となる訳です。

座面は深い皴を浅くして目に付きにくいように処理しました。

こうする事で、リペアを行わないセンターコンソール側の革と表情が近くなり違和感が出ません。

むやみにひび割れや皴を消そうとすると、返って革の表情(シボ感や皴の入り方)が変わってしまい不自然な仕上がりになります。

また、革は柔軟性が有り動く素材なのでリペア後も皴はできてきます。その際に、パテでガチガチに固めた表皮では自然な動きができないので不自然な皴や破れにつながってしまいます。

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綺麗に復活
座面

O様にご確認いただきご満足いただけました。

帰り際にお土産までいただいてしまいました(#^^#)

帰宅して家族でいただきました!

とっても美味しゅうございました。

O様、この度はご依頼下さり誠にありがとう御座いました。

今日は、気合を入れて ロレックス ハルク

マセラティ グラントゥーリズモスポーツ シートリペア(擦れ) なるほ堂

最近は秋晴れの気持ちの良い天候が続いてますね。

こんな日はテンションが高くやる気が出ますし良い仕事ができそうな気分になります。

いつもの輸入車専門店様からご依頼です。

お車は、マセラティ グラントゥーリズモスポーツ。

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クリーニングして作業開始

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担当、K氏にご確認いただき終了です。

今日は、パネライ ルミノールマリーナ

フェラーリ F355 レザーシートリペア(擦れ) なるほ堂

静岡県富士市の輸入車販売店様からご依頼です。

お車は、フェラーリ F355。

杉並の店舗に入庫しているタイミングでリペアをします、その後に静岡に陸送のようです。

内装の状態は良好

スイッチ類のベタベタは処理されており綺麗です。

運転席の背もたれサイドサポートと座面の側面は擦れていて気になります。

背もたれは衣服で擦れる場所ですし、座面の側面はサイドブレーキの操作の際に擦れてしまいます。

F355のシートではお決まりのパターンですね。

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座面のひざ下コーナー部分も乗り降りで来れてきます。

座面の中央ひざ下部分には引っ掻き傷も見受けられます。

現状では傷の確認が不十分となるため、クリーニング工程ではしっかりと汚れを落とす必要があります。

その後は一旦乾燥させてから再度革の柔軟性や傷の深さをチェック。

各工程ごとにマスキングを行い実施します。

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仕上げ工程を経て完了です。

あくまでも自然な仕上がりにしました、お車の雰囲気や年式、助手席とのバランスを考慮して手を入れたかどうかも分からないくらいにします。

革の特性や車種毎の違い、またオーナーやお店の好みを反映さた仕上げ方にしています。

社長にご確認いただき終了です。

今日の相棒はモナコ